環境

水温
広大なアフリカの現地の各地域の水温なんてものは調べようがありませんが、各地域の大雑把な気温は知ることが出来ます。
熱帯地域といっても、朝、夜の温度差もあり、季節による水温の変化も当然あります。
日本で飼育していて、水槽内の温度を見る限り、各種さまざまな地域に分布するにもかかわらず、かなり活性の高い温度というものが存在します。
魚は、自然界ではさまざまな天候で、かなり活性が違ってきます。
釣り人にとっては常識なのですが、低気圧が接近する台風の日などは、魚の活性がぐんと上がり、普段ルアーを見飽きてしまって、魚がスレてしまい、なかなかつれない池、湖などでも、
低気圧接近前にはうそのようにばたばたと釣れてしまうことがあります。

水槽の気圧を調節なんて事はできませんが、我々に簡単に出来るのは水温調節で、
圧倒的に活性の高い温度は27度です。
熱帯魚の飼育本などでは28度が良いとかかれていることをよく見かけますが、
私にとっては、ポリプテルスのもっとも活発な温度は27度で、餌食いなどが全然違います。

26度でも28度でもありません。
確実に活性が違います。

ただ、自然界を思うに年中27度にする必要はなく、夏場などは当然このような温度をキープすることは困難でしょうし、
冬場はもっと低い温度でも活動します。

以前、部屋の模様替えをするのに、夜間から取り掛かり、ほんの1時間ほどでできるだろうと思っていた模様替えが、
3時間近くなり、水槽から出してバケツや衣装ケースに一時避難させておいたポリプテルスたちは、16度という水温低下にもびくともせず?死ぬことはありませんでした。

もちろんわかっているとは思いますが、20度をきるような水温はアフリカでもあるようですが、魚の活性を大きく下げ、
病気への耐性も低下させ、長期間キープするには不向きな温度です。

ヒーター代の節約などと思って必要以上に温度を低下させることは危険ですので、
常識内の水温でキープしてください。