耐性

薬物などによる耐性
ポリプテルスは薬物や塩に対する耐性が低い、弱い、よく見聞きする言葉です。
大手の魚病薬メーカーなども古代魚には使用しないでくださいなどと大きく書いてあります。
薬などは量を誤って投入すると、暴れますので、弱いには間違いないのでしょう。
しかし、ポリプテルスは病気におかされた場合、強靭な体力を持って生き続けます。
このときに薬に弱いから使用しないというのは間違っていると思います。
軽い症状であれば水換えなどで乗り切るべきです。
しかし、重病でありながら生き続けるポリプテルスが、規定量ごときの薬品で倒れるとは思えません。

規定量の薬品で死んでしまった魚は、私のところにはいません。

また、塩に対する耐性ですが、塩にも弱いと一般的によく言われます。
あまりに怖がって少量の塩を添加すると、かえって、カラムナリスなどの菌類が活発に活動してしまいます。

ちなみに、エロモナスの活動可能塩分濃度は4%です。
普通に想像する程度の塩の量ではありません。
もちろん投入してよい量をはるかに超えています。

ですが!!
濃い(規定量)の薬品濃度に長期間つけられていたポリプテルスは、短命に終わる気がします。
数年後にどこかに異常をきたす個体もいます。
重度の病気には薬品の使用は仕方ありませんが、出来るだけ薬品を使うのは避けた方がよいのでは?
とよくよく思います。
病気回復後 ただ、上で薬品に対する耐性が決して弱くないと書いてありますが、あまりにも大きな病気にかかった場合、成長障害や、ある日突然死ぬことがあります。
これは薬品を多く投入してしまったためなのか、病気による影響なのかはわかりません。
考えられる可能性としては、エロモナスなどの大きな病気にかかって、規定量の薬品を使用し、
回復して何年か経ってから魚が死んだことはあるのですが、
ポリプティーなどで薬品を規定量投与し、その後死んだ例はありません。
ですので、突然死や成長障害などは、薬よりも病気による影響が強いと思っております。
塩素 薬品にはある程度の耐性があるように書いてありますが、水道水に含まれる塩素には、ダメージがあるようで、水道水をじかに入れると口をバクバクと大きく開け、暴れます。
恐らく鰓にダメージがあるのだと思われます。
至極当然のことですが、塩素除去は必須科目ですね。
いわゆる「ハイポ」と呼ばれるチオ硫酸ナトリウムに関してのダメージは私にはわかりません。
薬浴期間 薬品の裏書に薬効3〜4日とかかれていますが、個人的に思うのは、4日間ドブ漬けするよりも、
まいにち1/3〜1/2程度の水換えをして、その抜いた分量の薬品を足すような感じで治療に臨む方が治りが早い、或いは、生還する確率が高いように感じます。